債務整理・自己破産

自己破産手続に関し,浪費があったものの免責許可決定がなされた事例

解決結果

当初方針:自己破産申立て
結果:破産手続開始決定が出され,最終的に免責許可決定を受けることができました。
※免責許可決定とは,残った借金の支払義務を免れる決定のことです。

事案

いわき市在住のMさん(50代,給与所得者)が、競馬必勝法サイトの詐欺に遭い相当額の情報料を支払ったために債務返済が困難となってしまい、自己破産を申し立てた事案

解決方法

競馬必勝法サイトの運営会社をいくつか特定して内容証明郵便を送付しましたが、情報料の回収はできませんでした。
また、サイト運営会社の口座凍結手続も行いましたが、返還額がわずかであったため、やむなく自己破産申立てに至りました。
 競馬必勝法サイトへの情報料の支払が短期間で相当額に上っており、「浪費」と言わざるを得ない事案でした。
「浪費」と判断された場合,免責が不許可となる可能性がありましたが、破産管財人と協議し、家計簿をつけて毎月の収支管理をしつつ、一定額の積立てを実行することになりました。
ご本人の努力により計画どおり積立てを行った結果、裁判所から免責許可決定を受けることができ、残った借金の支払義務を免れることができました。